講義に引き続き、2週にわたって行なわれた実習も無事終了。
こちらはジャクソンリースやアンビューバッグに直接触れながら、挿管人形への人工呼吸を経験するというもの。
ボンベの使い方も一緒に説明したが、「酸素を流す前にボンベを必ず開けましょう」ってくりかえしくりかえし全部で 30 回以上は言ったと思う。
「しつこいオヤジ」って思われてもいいから、「酸素を流したつもりで流れていなかった」みたいなインシデントが地上から撲滅されることを期待したい。
講義の時と同様に参加者の大半は看護師で、研修医とベテラン医師はごく少数だった。
ベテランになっても若い人たちと一緒に学ぶ気持ちを、かえってこちらが学ばさせてもらった。
1年にほんの数回のことだが、若いナースたちに囲まれると緊張して汗がだくだくになる。
ベテラン師長さんたちに囲まれても冷や汗でびっしょりになるが、気分は当然のことながら全く異なる(笑)。
2012年5月30日水曜日
2012年5月26日土曜日
お好みの先生は?
バンクーバーで2年間プラプラしていたせいか、せっかく身についた B 型肝炎の抗体が陰性化してしまった。
それで久々に予防ワクチンを受けることになったのだが、なんとその1回目の日が学会期間中ということで、受けられないことになってしまった。
いろいろと問い合わせた結果、少なくとも1回目に関しては自分で医療機関を受診して済ませなければならないということになり、しかたなく近所のクリニックに予約を取り、注射を受けてきた。
駅のすぐそばにあるそのクリニックはリハビリもやっているためか、お年寄りがものすごく多かった。
受付で手続きをしていると次から次へと患者さんがやってくるのだが、そのたびに受付の事務員が「お好みの先生はいますか?」と尋ねているのが、教育機関に長いこと勤めている自分にとってはとても新鮮だった。
人気のない先生は、きっと淘汰されてしまうのだろう。
実際、そこのクリニックは医師だけでなく看護師も事務員もとても親切だった。
(あたかも老人に対するかのような過度な親切さが、自分にとってはある意味不満だったが・・・。)
注射のあと、副反応対策ということで、少なくとも 30 分間はクリニックにとどまっているようにいるように指示を受けた。
その際も口頭での指示ではなく、ちゃんと印刷された紙を渡され、それにボールペンで大きい字で「XX 時 XX 分まで」と書いてあったのには感心してしまった。
間違えたくても間違えられないようにできている・・・というわけだ。
それで久々に予防ワクチンを受けることになったのだが、なんとその1回目の日が学会期間中ということで、受けられないことになってしまった。
いろいろと問い合わせた結果、少なくとも1回目に関しては自分で医療機関を受診して済ませなければならないということになり、しかたなく近所のクリニックに予約を取り、注射を受けてきた。
駅のすぐそばにあるそのクリニックはリハビリもやっているためか、お年寄りがものすごく多かった。
受付で手続きをしていると次から次へと患者さんがやってくるのだが、そのたびに受付の事務員が「お好みの先生はいますか?」と尋ねているのが、教育機関に長いこと勤めている自分にとってはとても新鮮だった。
人気のない先生は、きっと淘汰されてしまうのだろう。
実際、そこのクリニックは医師だけでなく看護師も事務員もとても親切だった。
(あたかも老人に対するかのような過度な親切さが、自分にとってはある意味不満だったが・・・。)
注射のあと、副反応対策ということで、少なくとも 30 分間はクリニックにとどまっているようにいるように指示を受けた。
その際も口頭での指示ではなく、ちゃんと印刷された紙を渡され、それにボールペンで大きい字で「XX 時 XX 分まで」と書いてあったのには感心してしまった。
間違えたくても間違えられないようにできている・・・というわけだ。
2012年5月25日金曜日
2012年5月21日月曜日
金環日食
2012年5月16日水曜日
激辛ラーメン
大学生協で、辛ミソラーメンにトウガラシ、ラー油、コショウを思いっきりぶっかけ、さらにカツカレーライスにもコショウをぶっかけて両方完食している業者さんを見かけた。
不健康なことこの上ないが、あそこまで徹底しているとなんかかえって清々しい。
不健康なことこの上ないが、あそこまで徹底しているとなんかかえって清々しい。
2012年5月15日火曜日
安全管理対策の講義
2009年以来、久しぶりに安全管理対策室主催の講義を担当した。
自分の役割はジャクソンリースやアンビューバッグなどの器具、酸素ボンベなどについて原理や使い方を説明し、患者さんの搬送に役立ててもらうというものだ。
自分のノートパソコンをつないだところ、プロジェクタのケーブルがゆるんでいたせいか、スクリーンが真っ赤になるというトラブルはあったが、その他はまあまあ無事に終了。
参加者のほとんどは看護師さんだったと思うが、若い医師やベテランの医師もちらほらといった感じだった。
リスクマネージャーとして安全管理に熱心に取り組んでいるつもりでも、講義を担当してみることで新しく知った院内のルールなんかもあったりして、自分としてもけっこう勉強になる。
自分の役割はジャクソンリースやアンビューバッグなどの器具、酸素ボンベなどについて原理や使い方を説明し、患者さんの搬送に役立ててもらうというものだ。
自分のノートパソコンをつないだところ、プロジェクタのケーブルがゆるんでいたせいか、スクリーンが真っ赤になるというトラブルはあったが、その他はまあまあ無事に終了。
参加者のほとんどは看護師さんだったと思うが、若い医師やベテランの医師もちらほらといった感じだった。
リスクマネージャーとして安全管理に熱心に取り組んでいるつもりでも、講義を担当してみることで新しく知った院内のルールなんかもあったりして、自分としてもけっこう勉強になる。
2012年5月10日木曜日
腕からガスもれ
麻酔器の始業前点検をしていたら、おびただしい量のリークがあることに気づいた。
フレッシュガスを 2L/min 流していてもなお回路内圧が下がるということは、それだけリークがあったというわけだ。
一応 CO2 キャニスタをチェックしたのだが、特に変わりなし。
バッグに破れはなさそうだし、感染防止用のフィルターの割れもなし。
入室時刻が迫ってくるし、困ってしまった。
それで看護師さんに頼んで ME さんを呼んでもらった。
ME さんは何回か蛇管を交換したり、CO2 キャニスタを再度チェックしたりして苦労していたようだが、最後にはついに漏れの個所を発見した。
ゆるんでいたのはエスパイアのバッグがぶらさがっている「腕」の部分。
この腕が自由に回転できるように関節がついているのだが、今回はその関節部分のパッキンがゆるんでいたということだった。
恥ずかしながら、全くそこには発想が及ばなかった。
またひとつ、賢くなった。
フレッシュガスを 2L/min 流していてもなお回路内圧が下がるということは、それだけリークがあったというわけだ。
一応 CO2 キャニスタをチェックしたのだが、特に変わりなし。
バッグに破れはなさそうだし、感染防止用のフィルターの割れもなし。
入室時刻が迫ってくるし、困ってしまった。
それで看護師さんに頼んで ME さんを呼んでもらった。
ME さんは何回か蛇管を交換したり、CO2 キャニスタを再度チェックしたりして苦労していたようだが、最後にはついに漏れの個所を発見した。
ゆるんでいたのはエスパイアのバッグがぶらさがっている「腕」の部分。
この腕が自由に回転できるように関節がついているのだが、今回はその関節部分のパッキンがゆるんでいたということだった。
恥ずかしながら、全くそこには発想が及ばなかった。
またひとつ、賢くなった。
2012年5月9日水曜日
意識と痛みの機能的脳画像法研究
夕方7時から M&D タワー2階で、神経内科、精神神経科、脳神経外科、麻酔科による四科合同カンファレンスがあった。
今日は麻酔科の当番だったのだが、「意識と痛みの機能的脳画像法研究」というタイトルで、倉田二郎先生による講演が行われた。
講演は二部構成になっていて、前半は全身麻酔の意識消失メカニズムに関する研究で、後半は慢性疼痛の脳内メカニズムに関する研究についての話だった。
倉田先生がピッツバーグから帰国されてからの一連の仕事がひとつの物語になっていて、それがこれからもどんどん続いていきそうな情熱を感じさせるところが本当にすばらしい。
他科の先生方も倉田先生の研究に高い関心を示しており、他科といい関係を保ちつつこれからさまざまなプロジェクトが始まっていくような予感がする。
今日は麻酔科の当番だったのだが、「意識と痛みの機能的脳画像法研究」というタイトルで、倉田二郎先生による講演が行われた。
講演は二部構成になっていて、前半は全身麻酔の意識消失メカニズムに関する研究で、後半は慢性疼痛の脳内メカニズムに関する研究についての話だった。
倉田先生がピッツバーグから帰国されてからの一連の仕事がひとつの物語になっていて、それがこれからもどんどん続いていきそうな情熱を感じさせるところが本当にすばらしい。
他科の先生方も倉田先生の研究に高い関心を示しており、他科といい関係を保ちつつこれからさまざまなプロジェクトが始まっていくような予感がする。
2012年5月8日火曜日
研究倫理講習会
大学で研究倫理講習会があり、3年ぶりぐらいだと思うが久しぶりに出席した。
この講習会を受講していないと科研費申請や研究倫理審査の申請ができないとのことで、当直明けで眠いことこの上なかったが、強い意志で勉強してきた。
簡単な話や理解困難な話、自分には縁遠い話など内容はいろいろだったが、「被験者への説明文書をひと目見れば、どういう気持ちで研究者が被験者に向き合っているかがわかる」という話には、はっとさせられた。
莫大な数の研究倫理審査の申請を扱っている人ならではの視点だと思うのだが、この話がひょっとしたら今日一番の収穫だったかもしれない。
この講習会を受講していないと科研費申請や研究倫理審査の申請ができないとのことで、当直明けで眠いことこの上なかったが、強い意志で勉強してきた。
簡単な話や理解困難な話、自分には縁遠い話など内容はいろいろだったが、「被験者への説明文書をひと目見れば、どういう気持ちで研究者が被験者に向き合っているかがわかる」という話には、はっとさせられた。
莫大な数の研究倫理審査の申請を扱っている人ならではの視点だと思うのだが、この話がひょっとしたら今日一番の収穫だったかもしれない。
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