麻酔器の始業前点検をしていたら、おびただしい量のリークがあることに気づいた。
フレッシュガスを 2L/min 流していてもなお回路内圧が下がるということは、それだけリークがあったというわけだ。
一応 CO2 キャニスタをチェックしたのだが、特に変わりなし。
バッグに破れはなさそうだし、感染防止用のフィルターの割れもなし。
入室時刻が迫ってくるし、困ってしまった。
それで看護師さんに頼んで ME さんを呼んでもらった。
ME さんは何回か蛇管を交換したり、CO2 キャニスタを再度チェックしたりして苦労していたようだが、最後にはついに漏れの個所を発見した。
ゆるんでいたのはエスパイアのバッグがぶらさがっている「腕」の部分。
この腕が自由に回転できるように関節がついているのだが、今回はその関節部分のパッキンがゆるんでいたということだった。
恥ずかしながら、全くそこには発想が及ばなかった。
またひとつ、賢くなった。
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