2015年5月29日金曜日

日本麻酔科学会 第62回学術総会 第2日

午前中は敗血症性ショックに関する PBLD に出席した。
以下はその時の覚え書き。

・敗血症性ショックの負のサイクルに、PAMPs、DAMPs、TLR などが関与している。
・PAMPs を早く減らすために、敗血症性ショック診断後、1時間以内に抗菌薬投与を開始する。
・施設ごとにアンチバイオグラムを作成する必要がある。
・敗血症における輸血開始基準は Hb < 7.0 g/dl。
・敗血症性ショック患者では、循環作動薬に反応しない場合に限り、ステロイドの投与が推奨される。
・アルギニンによって NO が過剰に産生されるので、重症患者には推奨されない。

ランチョンセミナーの後は、ちょっとだけだがフロートラック/ビジレオ関係のポスター・ディスカッションを見に行った。
知らないうちにバージョン4になっていたらしく、新旧バージョン間でさまざまな比較が行われていた。
フェニレフリン投与など、後負荷が急激に上昇したような場合のモニタリングの追随性を良くするために、新しいバージョンではそれまでになかった新たなパラメータが追加されたようだ。

夕方は、おみやげを買うために市内を散策。
せっかくだから神戸牛を買いたいと思ってある店に行ったら、おみやげ用の肉がたくさん店先に並べられていた。
ただしどこにも「神戸牛」とは書かれていない。

それで、「これは神戸牛ですか?」と聞いたら、「これは国産牛です」と店の人が言う。
「国産牛」では自分の質問に答えたことにならないのは明らかなので、再度同じことを聞いたのだが、やはり「国産牛です」とのこと。
この間、店の人は一切、目を合わせてくれず、なんかとても奇妙な感じだった。

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