2013年6月25日火曜日

傷害 vs. 障害

ひょんなことから、"acute kidney injury" の訳は「急性腎傷害」が正しいのかあるいは「急性腎障害」なのかということで、オペ室でちょっとした話題になった。
 
私は "injury" = 「傷害」、"dysfunction" = 「障害」 と使い分けているので迷わず 「傷害」 だと思ったのだが、世の中は必ずしもそのようにはなっていないらしい。
 
まず、日本医学会の用語集というのがあるというのを今日、教えてもらったのだが、それによると "acute kidney injury" = 「急性腎障害」 となっていた。
ちなみにここでは、"acute lung injury" = 「急性肺損傷」 だった。
 
一方、日本集中治療医学会の用語集によると、"acute kidney injury" の訳は載っていなかったのだが、"renal injury" = 「腎傷害」 で、"acute lung injury" = 「急性肺傷害」 および 「急性肺損傷」 だった。
 
日本救急医学会では、"acute lung injury" = 「急性肺傷害」 で、"acute kidney injury" は載っていなかった。

どうでもいいと言えばそれまでなのだが、漢字には本来きちんとした意味があるので、学会ごとにばらばらにしておくのではなく、統一してもらえると助かる。
何かにつけて 「漢字がまちがっている」 などとと言われると、非常に不本意な気分がしてしまう。
 

2013年6月19日水曜日

セブンイレブン --- もうすぐ移転

病院1階のセブンイレブンに行ったら、もうすぐ移転だということで品数が薄く、棚の中はスカスカだった。

移転先は病院の外になるらしいので、そうすると朝買い物してからそのまま研究棟に行けるわけで、移動距離が短くなってすごく助かる。
スタバも病院の建物の外にできるらしく、リラックスできる場所が一つ増えることになりそうだ。

一度も行ったことがないがフィットネスルームはすでにあるらしいので、あと院内にマックとかブックオフとかインドアテニスコートがあるとすごくうれしい。

2013年6月17日月曜日

浅井隆先生に質問しよう!

きたる7月の東京麻酔専門医会リフレッシャーコースセミナーで統計に関する講義を担当される浅井隆先生が、東京麻酔専門医会のホームページ上で「統計のここがわからない」という質問を受け付けています。
って言うか、ついさっきそれに気づいた。

浅井先生は声門上器具だけでなく統計もプロですから、どんどん質問をお寄せ下さい。
お答えは確か、講義の中でして下さるはず・・・だと思います。

2013年6月15日土曜日

今もある府中病院

東京麻酔専門医会総会が多摩総合医療センターで行われ、役員会と総会および学術プログラムに出席および発表するために出かけてきた。

西国分寺駅で降りるのは 18 年ぶりぐらいだったが、南口があまり変わっていないのでとても懐かしかった。
東武ストアにしこくマインはそのままだったし、都民銀行やデジカメの電池を買った SONY の店も変わっていなかった。
にしこくマインの中のスパゲティ屋も、たぶんそのままなんじゃないだろうか?

多摩総合医療センターにはバスで行ったのだが、病院の中はおそろしく天井が高く、しかも大きなコンビニがあって、まるでショッピングモールのようだった。
これで巨大な本屋でもあれば、一日そこで過ごせそうなぐらいだ。

多摩総合医療センターの先生方とお話しする機会があり、そこで初めて、昔勤めた府中病院がまだあるということを知り、帰りにあたりを散策してみた。
すると昔の単身者向けの医師公舎はすでになかったものの看護師寮はそのままで、救命センターのあったあたりは中には入れないものの、外観はそのままだった。

救命センターの前の木立を見ると、指導医試験(今の専門医試験)の筆記を終えて帰ってきた時のことが思い出された。
確かその日の当直は T 先生で、ちょうどたまたまホットラインが鳴って、救急車を待つ T 先生とバッタリ会って、なぜか慰められたような・・・。

単身者用医師公舎から外に抜ける小道は閉鎖されたみたいで、ラーメンを食べていたらズボンの中を膝までゴキブリが登ってきた中華料理屋が今もあるかどうか、チェックすることはできなかった。

帰りは歩いて西国分寺駅に向かった。
懇親会で多摩総合医療センターの先生から聞いた「とん亭」を帰りに見つけたが、今はどうやら居酒屋のようだった。
確か「とん亭」はトンカツ屋で、隣は確かソバ屋だったような気がするのだが、記憶違いだったのだろうか?

2013年6月9日日曜日

ブログで夢を語る --- 林先生の教え

たまたまテレビを見ていたら、東進ハイスクールの林先生が東大受験生ではなく、いわゆる「落ちこぼれ」たちを相手に講義をしていた。

その中で林先生は「夢は言葉にして語った方がいい。今はブログやツイッターなんかがあるので、夢を助けてくれる人が見つかりやすい時代だから。」みたいなことを、多少ニュアンスは違うかもしれないけれど、言っていた。

林先生、ブログにはそういう効用もあったんですね?!
全く気がつかなかった!
なので、今後はブログで大いに夢を語ることにしたい。

2013年6月8日土曜日

教職員 FD --- 梶田氏の講演

今年の初めにあったばかりの教職員 FD だが、土曜日の日中を使ってまた行われた。
当直明けで出られるかどうかわからなかったのだが、昨夜はめずらしく平和な当直だったため、頭がスッキリした状態で出席することができた。

今回の教職員 FD では梶田叡一氏による講演 「伝統・文化を学び直す --- 和魂ルネッサンス」があり、自国の文化を学ぶことの重要性を再認識することができた。
ただ抽象的概念としてその重要性を学ぶことができたとしても、それを外国の研究者との交流の中で実際に生かすことができるかというと、それはきわめて難しいことだとも感じた。

たとえば梶田氏の講演の中で、外国の研究者の中には源氏物語や平家物語を諳んじている人もいるそうなのだが、そういうレベルまで自国の文化を身につけるのは決して容易なことではない。
自分の身に置き換えて考えると、柔道についてルールを紹介したり、技にはこんなのがあるとか紹介することぐらいはできるだろうが、より深いレベルでの歴史なんかについては怪しいことこの上ない。

梶田氏はまた一方で、自国の文化が一番だと信じ込み、異国の文化を受け入れないような状況は決して好ましくないともおっしゃっていた。
それぐらいなら自分にもできるし、自分にとっては現実的なゴールであるようにも感じる。

2013年6月7日金曜日

宿泊証明書発行依頼

先日の日本麻酔科学会の際の出張に関する手続きを行なったところ、事務から宿泊証明書が必要であるとの返答があった。

それで宿泊からすでに2週間経っているのでちょっと気がひけたが、泊まったホテルにインターネット経由で頼んだところ、いやな顔ひとつせず(ネット上だから、相手の顔色はわからないが・・・)、ちょっと時間はかかるが郵送してくれるとの返事をもらえた。

さすがは、札幌グラン●ホテル!
けっこう豪華なホテルだったが、あとのサービスもすばらしい!。

札幌の学会は次はいつになるかはわからないが、次もそこに泊まりたい。