2012年3月30日金曜日

机が増えた

まもなく新年度が始まる。

4月から来られる K 先生をお迎えするために、今日、准教授・講師室の机がひとつ増やされた。

というわけで、今までは自分の机やロッカーが一番端っこだったのだが、今日からは端から2番目になった。

それでも、わずか半年余りとはいえ今までの習慣は簡単には直らず、ついつい一番端っこのロッカーを開けてしまう。

挙動不審だと思われないうちに、改めなければ・・・。

2012年3月28日水曜日

研究情報データベース

ウチの大学院への進学希望者が自分に適した分野や研究者を容易に探すことができるように、希望者向けホームページに検索システムを導入することにしたとのこと。

それで研究情報データベースに研究テーマやキーワードを入力するように・・・という指示が大学からメールで届いたのだが、データベースにログインしてみてびっくり!

なんと、研究テーマやキーワードどころか自分の情報が全くまっさらな状態で、氏名などの基本情報さえも入力されていないのに初めて気づいた。

以前に、「研究情報データベースに全く情報を入力しない研究者がいまだにいて困ってます」的なメールが大学から届いたのを思い出し、実は自分がその一人だったということを知った次第。

このシステムが導入された時期は全く記憶にないので、とりあえず今は、自分の休職期間中に始まったシステムだということにしておこうと思う。

2012年3月25日日曜日

医学部合格 --- 地元の誇り

家の庭木の剪定をしていたら、近所のお宅のご主人から話しかけられ、引越しされるというご挨拶をいただいた。
それでいろいろとよもやま話をしたのだが、その中でそこのお宅の息子さんの進学先(大学)に話が移り、なんとその進学先がウチの大学だったということで、非常に驚いてしまった。

私はもちろん驚くとともに嬉しく思ったが、そのご主人も私がまさか息子さんの進学先で教員として務めているとは思わなかったらしく、ものすごく驚いていた。
自分としては保育園の頃から知っている彼が昔から優秀だということは知っていたが、医師になりたいという夢を小さい頃から持ち続けて努力し続けたということに、感動を禁じえなかった。

景気の悪さも手伝って最近では医学部の人気が上昇中とのことで、ますます大学医学部の入学試験の難易度が高まってきている。
そんな中で医学部入試合格というハードルを突破した彼はまさに地元の誇りであり、わが家を含めて近所の子供たちの大きな目標になることだろうと思う。

自分としては1年次の early exposure や3年次の講義や PBL、4~5年次の CB や CC で彼に会うことがとても楽しみだ。

2012年3月18日日曜日

経食道心エコー講習会 第2日

昨日に続き、経食道心エコー講習会が品川であった。

小児の TEE 所見を理解するにはその病態生理の知識が必須だが、そういう意味では朝イチの病態生理の講演は大いに役に立った。
昨日の LVAD と同様、自分には縁遠いと思うとなかなか学習が進まないものだが、こういう機会に知識を整理しておくのは重要だと思う。

過去の経験が積み重なったせいか、今回の講習会では全般的に、あまり重要ではない細かいことはバッサリと切り捨て、本当に重要なことだけを伝えるような努力がなされていたように感じる。
そういう意味では、どちらかと言うと初学者向けの内容だという言い方ができるし、JB-POT の試験対策を意識した内容だったと言うこともできるかもしれない。

例えば僧帽弁の病変部位の同定について、以前の講演では僧帽弁の相対的な位置(立っているかねているか)によって変わってくるというような話があり、すっかり混乱してしまったことがあった。
それはそれで大事なことには違いないが、大半の参加者にとっては重要ではないだろう。

今回はそういうことはさておき、僧帽弁交連断面と中部食道大動脈弁長軸断面で大ざっぱに病変部位を把握し、例えば前交連側を観察するにはプローブを左にひねるか 80 度ぐらいまで戻せば良いという話だった。
大動脈解離のエントリー部位の同定、真腔と偽腔の区別、弓部三分枝の同定方法についても、すっきりとした話で自分としては助かった。

2012年3月17日土曜日

経食道心エコー講習会 第1日

第15回経食道心エコー講習会が、ガーデンシティ品川で行なわれた。

初めて講習会に参加したころは、講習の内容がさっぱりわからず茫然としたが、今はまあまあついていける。
自分が知りたい内容に集中できる分だけ、この領域に関する自分の理解が進歩したと考えたい。

今日、最も役立ったことはデシベルの定義だ。
教科書には dB = 20 log10 A2/A1 とか dB = 10 log10 I2/I1 とかさまざまな定義が載っていて混乱していたのだが、上の式の場合は A = 音圧(振幅)、I = パワー を意味していて、パワーが音圧の二乗に比例することから係数が変わるということがわかり、納得してしまった。

また、左室拡張機能に関する講義がとてもわかりやすく、プレゼンの技法もあわせて感銘した。
左室弛緩の遅延からスティッフネスが高まるプロセスを理解することで、僧帽弁口血流速波形の解釈が容易になるということがよくわかった。

それから、JB-POT には大いに関係があると知りながら、ふだんの臨床には全く無縁なことから無視していた LVAD についても麻酔管理との関連を学ぶことができてよかった。
僧帽弁の病変部位の同定に関する講義も、今までのものにくらべて格段にわかりやすかった。

「過去の試験問題を振り返って」ということで、昨年の JB-POT の試験問題のうち識別指数が低かった5問についての解説があった。
いずれも自分にとっては解答に自信があった問題だったのだが、実はそれらのうち4問が不正解だったことを知り愕然としてしまった。
本当によく合格できたものだと思う。

2012年3月13日火曜日

後期日程終了

ウチの大学でも昨日と今日、後期日程の入学試験があり、試験を円滑に進めるためのスタッフの一人としてお手伝いする機会を得た。

自分の子供が大学受験の世代に近づいているということもあり、最近はどうしても親の視線で受験生たちを見てしまう。

試験中に下痢ピーになってしまったら大変とか変な心配をいろいろとしてしまったが、そういう緊急事態はなかったみたいで、まあひと安心といったところ。

2012年3月10日土曜日

フェローシップの続き

来月の終りに Thoracic Anesthesia Symposium に参加・発表することは前に書いた。

この発表のためにポスターを作成しないといけないので、また最近、バンクーバーの指導医と連絡をとるようになった。
まさにフェローシップの続きというわけだ。

いつもそうなのだが、今回の研究の発表もなかなか一筋縄ではいかず、今までの知見とは異なる結果が出てしまい、その説明に四苦八苦している。
大方、分析に加えていない confounding factor(s) のせいなんだろうとは思っているのだが、ひょっとしたらおもしろい発見なのかも・・・と、ひそかに淡い期待を抱いているところ。

2012年3月4日日曜日

学生さんとの合宿研修 @ 船橋

これから臨床実習に臨む学生さんとの合宿が、船橋で一泊二日で行なわれた。
ちょうど学生さんはプロジェクト・セメスターが終わったところなので、リサーチがどのようなものかがわかってきたところで、今度は臨床の現場に出るというわけだ。

自分としては 10 年ぶりぐらいの合宿への参加である。
前回はバスに揺られて、房総半島の先っぽの方に行ったようなおぼろげな記憶がある。

教官と学生さんとの4対4での対談が前回と同様にあり、とても懐かしい感じがした。
学生さんからの質問が、前回とほぼ同じような感じだったからである。

前回と同様に、それぞれの専門分野に進むのにどのように決めたのかとか、留学などに伴うリスクについてどう考えるかとか、仕事に伴う家族の犠牲をどう考えるか・・・などの質問があった。

前回と違って、今回は留学の経験をふまえていろいろと話すことができたと思う。
この 10 年で自分の人生の経験値がアップしたのだと考えたい。

2日めは学生さんに対するオリエンテーションがあった。
PCC とか CB、CC が何をねらいとしているのかということが、T 先生の話でようやくつかむことができた。
明日からの CB に役立てることがきっとできると思う。
得るものは多かった。

2012年3月3日土曜日

合格証書届いた

おととい、日本心臓血管麻酔学会事務局から、JB-POT の合格証書とピンバッジが届いた。
お金を振り込んだのが年末だったので、すっかり忘れていた。

以前に合格した時は合格証書を申請しなかったために更新ができなかったので、今回はこれをとっておいて5年後には更新できるようにしておこうと思う。

最近は若い麻酔科医の間にはこういう資格を取ることに熱心な人が少なくないと聞くが、努力がこうして認められることに達成感や喜びを感じる気持ちはわかる。
特に最近は以前とくらべて研究を行なったり論文を書いたりするのがいろいろな意味で困難になっているので、ますます資格に走る傾向に拍車をかかるのだろうと思う。