2014年5月16日金曜日

日本麻酔科学会 学術総会 第2日

自分の研究の発表を T 先生にやってもらったが、無事に終わってほっとした。
彼女の緊張がこっちにも伝わってきて、自分も心臓がバクバクしてしまった。

以下は今日のメモ書き。

機械的刺激は、アンギオテンシンⅡ受容体を介して心筋肥大を惹起する。
圧負荷はアンギオテンシンⅡ非依存性に、アンギオテンシン受容体を介して心肥大を惹起する。

esCCO という新しい CO モニタリング
心電図の R 波から末梢の Spo2 測定部位に脈波が伝わるまでの時間(脈波伝播時間 PWTT)から CO を求める
・ 校正が必要
・ ヨーロッパでは使われているが、日本ではまだ薬事が通っていない
・ 体位変換による影響あり
・ 不整脈や電メスのアーチファクトに弱く、数字が出なくなってしまう

Surviving Sepsis Campaign のガイドラインによると、乳酸値 > 4 で初期治療を開始する。
組織低酸素と関係のない高乳酸血症がある。
Lactate Shuttle という概念 --- エネルギーを産生する上で合目的的な乳酸産生と考える

ICU 症候群という名前を見直す機運が高まった。
「ICU せん妄」 は患者予後を悪化させる独立因子

Pain, Agitation, Delirium の管理法 --- PAD ガイドライン
・ 全ての重症患者には痛みがある、と考える
・ 鎮静深度の評価が重要 → 使う時はベンゾジアゼピン系以外で
・ せん妄の評価には CAM-ICU または ICDSC

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