2013年1月5日土曜日

新年恒例・教官研修

今年も新年恒例の教官研修が行われた。
研究不正防止への取り組み、グローバル化、pre-clinical clerkship の改革などについて、土曜日の午後を5時間ぐらい費やしていろいろと学んだ。

PBL と言えば小さい教室で少人数で行うものと思い込んでいたが、大教室で学生を小グループに分けて指導するやり方があるということを知り、自分としてはそれがとても興味深かった。
一部の学生には目が行き届かない可能性は否めないものの、教員(チューター)不足を補うことができるのだそうだ。

確かに自分が得意な領域なら学生を導くことはできる自信はあるのだが、全く縁のない病気に関するシナリオだったりすると、仮によくできたマニュアルがあったとしても正直言って心もとない。
小部屋に学生を分けるやり方だとどうしてもそういう「心もとない」教員まで動員せざるをえないわけで、必ずしもマンパワーが十分ではない日本の大学ではいいアイデアなのかもしれない。

今日の教官研修での少人数でのタスクは PBL のシナリオに使う疾患を症候別に挙げるというもので、自分は「動悸」を担当することになった。
麻酔科医としては動悸を自覚している患者に巡り合うことはそうそうないわけで(全麻下に心臓がバクバクしている患者はいるのだろうが)、自分としてはかなりキツい仕事だった。
っていうか、循環器内科の先生に完全に頼ってしまうことになってしまった。

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