2012年8月11日土曜日

千葉大学麻酔科勉強会 --- My talk at Chiba University

千葉大学麻酔科の勉強会にお招きいただき、そこで先日の東京麻酔専門医会のリフレッシャーコースセミナーでお話ししたのと同様に、開胸手術の麻酔についてお話しする機会をいただいた。

リフレッシャーコースの場合には1時間しゃべり通して、その後で参加者に質問していただくという形式だったが、今回はしゃべっている途中でどんどん質問していただいた。
結局、全部で2時間ぐらいかかってディスカッションした。

自分の大学だとふだんから話しているだけあってなかなか新鮮なアイデアが出てこないが、今日はふだん気がつかないようなことを指摘されたり、意外な角度からのコメントをいただいたりして、新たな課題がいくつか見つかった。

忘れないようにここでメモしておくと、
・保護的一側肺換気では高二酸化炭素血症を受容するが、pH についてどこまで容認するか。
・保護的一側肺換気中における I:E 比の設定について。特に吸気時間を長くとるパターンについて。
・COPD 患者に PEEP をかけることの是非。特に陽圧換気中について。
・硬膜外麻酔が禁忌の患者における傍脊椎ブロックの是非。本当に安全か。特に出血傾向のある患者について。
・硬膜外ブロックの針がそれて傍脊椎腔に入ることはあるか。その場合、抵抗消失法の感触は同様か。カテは入るか。

I visited Department of Anesthesiology, Chiba University and made a presentation on thoracic anesthesia.

I was planing to talk for an hour, but actually spent in total of 2 hours discussing on many topics, which I had not expected.

It was a great experience for me, as the anesthesiologists of Chiba have different backgrounds from ours and gave me a new perspective on thoracic anesthesia.

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