2013年2月26日火曜日

抗凝固薬・抗血小板薬の休薬期間

ウチの病院で抗凝固薬・抗血小板薬の休薬期間のマニュアルが改訂されることになった。
前回のマニュアルが作成されてから数年が経ち、新しい薬がいくつか発売されたこと、各種学会でガイドラインが整備されたことにより、改訂の必要が生じたのだそうだ。
 
それで前回載せられなかった区域麻酔の際の休薬期間に関するマニュアルを、今回の改訂版では載せるために整備することになった。
しかしこれが予想していたよりもはるかにたいへんで、ちょっと困ってしまった。
 
一つには、よくよく調べてみると、確固たる休薬期間のエビデンスがない薬物が少なくないことが挙げられる。
製薬会社に問い合わせても、それについては調べられていないとか、薬物動態からするとだいたい○○日ぐらいですかネェ・・・などとグレーな答しか得られないことが多かった。
 
また、薬物によっては権威ある学会のガイドラインによる休薬期間が、添付文書による記載と矛盾することもある。
こうなると学会のガイドラインが何を根拠に作成されているのか、全くわからなくなってしまう。
 

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