麻酔科にまわっている学生の iPad を横から覗き見してみたら、「術前評価」という項目が目に入った。
一見、教科書っぽかったので、どこからダウンロードしたのか訊いてみたら、ダウンロードしたのではなく、本をスキャナーで取り込んだのだと言う。
それにしては歪むことなくきれいに取り込めてるし、全ページ取り込むのはめちゃくちゃ時間がかかったのではないかと気になってさらに突っ込んでみたら、自分で取り込んではないとのこと。
そういう専門の業者がいて、その業者のところに本を持ち込むと、なんとそれを裁断(!)して1ページずつバラバラにし、それを PDF 化してくれるのだそうだ。
ぶ厚い内科学の教科書では数ギガバイトのデータになるらしい。
そうすることで重い教科書を持たなくて済むのはとても便利なことだが、本がバラバラになってしまうのは、自分としてはちょっと気になるところだ。
でも、麻酔科学の教科書を持たない学生が圧倒的に多い中にあって、彼のように勉強熱心なのはすばらしいと感心した次第。
(このエピソードをブログに載せるにあたり、学生さん本人の承諾を得ました。)
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